フェアトレードとは
あなたが１つのフェアトレード商品を買うことによって、貧しい状況から抜け出せる人たちがいます。
１日１００円以下の貧しい暮らしを送る人々は世界中に２０億人いると言われています。
彼らの生活をサポートするために皆さんができる方法の１つとして、フェアトレードの商品を買う方法があります。
あなたはこの「フェアトレード」という言葉を聞いたことがありますか？
フェアトレードの仕組みを知っていますか？
おそらく、「フェアトレード」を知っている方は、あまり多くないかもしれません。
そこでここでは、この内容を解説していきたいと思います。
フェアトレードの役割とは？
フェアトレードを日本語に訳すと「公正な貿易」となります。
通常の取引の場合、製品は生産元から仲介業者が卸値で買い取り、その製品に仲介業者が値段を付けて
販売先におろす事が行なわれています。つまり、卸値と販売額は異なり、仲介業者はこの差を儲けとします。
このため、卸値で買い取られた製品の製造者には、販売額の儲けを得る事が出来ません。
特に発展途上国で製造されたものの場合は、卸値は大変安く、販売額は高くなり、この差を仲介業者が大きく儲けている場合が多くあります。このシステムが続く限りは、貧困地域で製造される製品を作る人々に利益を増やす事は難しくなります。
このためフェアトレードでは、仲介業者を介さずに、製品を販売側が直接かつ継続的に販売値で買い取ります。この活動によって「貧しい人たちの経済的な自立を支援し、生活を豊かにすることを応援する」というのがフェアトレードの役割です。
他の支援活動とは違うフェアトレードの最大の特徴とは？
フェアトレードの最も大きな特徴は「一方的にお金を渡すという慈善活動ではない」ということです。
寄付活動では、たしかにお金を得る機会をもてるかもしれませんが、それは一時的なものにすぎません。
それがなくなってしまえば、生活はまた元に戻ってしまいます。
それに、なにもしなくてもお金が手に入るので働かない人さえも生み出す危険があります。
フェアトレード活動は、「製品を販売側が直接かつ継続的に販売値で買い取る」活動を行うことが特徴なので、
一方的な慈善活動ではありません。
フェアトレード活動を通して生活を豊かにするには、モノ（製品）を生産しなくてはなりません。こ
の活動を通じて、生産活動を続けることにより、技術も上がり製品の品質が良くなります。
そうすれば製品の流通経路も広がり、より生活を豊かにできる可能性が大きくなります。
購入したいけど、どれがフェアトレード商品か分からない！
このロゴマークは原料が生産されてから輸出入、加工、製造加工を経て完成となるまでの全過程で、
国際フェアトレード基準が守られている事を証明しています。
商品のパッケージにこのマークが使われていたら、フェアトレード商品だと思って安心してご購入ください。
最後に、このページを読んで頂いてありがとうございます。
もし、このページを見てフェアトレードについて興味が湧き、商品を購入してみようと思った方がいれば、
とても嬉しく思います。
あなたの心ある行動で、貧しい人たちへも平等な経済活動のチャンスが生まれます。
