アグロフォレストリーの取り組み

インドネシア政府認可の環境財団バリバイオダイバーシタスでは、バリ島バンリ県(キンタマーニ高原)においてアグロフォレストリー活動を行っています。黛ゼミナールでは、このバリバイオダイバーシタス財団の日本支部の特定非営利活動法人を教員の黛が作り、この活動をゼミ活動に取り入れています。

アグロフォレストリーとは、農林業問題と貧困問題を抱える地における、環境と経済の同時課題解決を目的としています。
アグロフォレストリー(森林農業)プロジェクトでは一年中の安定した収入機会を得るために、基本的な農作物の栽培、および農作物を利用した小産業化(一村一品運動の考え方)を目指して日々活動を続けています。

アグロフォレストリー活動を行っている場所はバリ島バンリ県のキンタマー二高原で、標高1000メートルクラスの高原周辺一帯では昔から水が得られない地域となっています。

バンリ県の特産物には、コーヒー・ミカン・牛・豚等があります。
バンリ県では、近年、観光開発や家具材住宅材への無計画な材木取得の影響で、森林減少とその水源環境の悪化が問題視されています。
現地では、伐採後の土地は放置され森林劣化につながっています。また地元民の産業として無計画にミカンおよびコーヒー栽培が行われ、土地は痩せてしまっています。そこで、日本からの助成活動資金を得て、アグロフォレストリー活動を現地村民と一緒に実践しています。このアグロフォレストリー活動ではイチゴ・ダイコン・ニンジン・トウガラシ等10種以上を扱っています。

 

アグロフォレストリー  アグロフォレストリー

 

 
現在までにアグロフォレストリー活動を主題として獲得した助成金は下記となっています。

インドネシアバリ島におけるアグロフォレストリープロジェクト

(NPO法人 Bali Biodiversitas
 およびインドネシア政府認可環境財団 Bali Biodiversitas, 関連する活動連携として)

2015年度 地球環境日本基金

2014年度 地球環境日本基金

2014年度 日本国際協力財団 国際協力NPO助成

2013年度 地球環境日本基金

2013年度 日本国際協力財団 国際協力NPO助成

2012年度 日立環境財団 環境NPO助成

2012年度 地球環境日本基金

2012年度 トヨタ財団 アジア隣人プロジェクト

2011年度 緑の募金 活動助成

2011年度 トヨタ財団 アジア隣人プロジェクト