庭野平和財団による活動助成

    持続的な水源保全と生物多様性保護のためのコミュニティフォレストの実践



    ★2009年8月〜2010年7月 活動助成を受けています

    現在バリ島キンタマーニ高原で活動中です!

    世界に生息する全ほ乳動物の12%、全顕花植物の10%、また、世界の第3位の熱帯雨林面積がインドネシアに存在する。
    だが、近年材木やチップ材目的の不法伐採、広域な森林火災、貴重種の売買などにより、かつて豊かだった森林環境は、急速に低下し続けている。世界に誇る生物多様性の宝庫と言われる、インドネシアの自然環境を未来へ持続的に保全して行くことが本団体の設立にあたっての基本精神である。
    本団体は、上記に加え、近年観光開発や家具材住宅材への無計画な材木取得の影響で、森林減少とその水源環境の悪化が問題となっているバリ島を拠点としている。
    主とする活動内容は、・植林活動・生物多様性の保全・環境コミュニケーション(現地の学校への環境教育)・国際協力/文化交流(地球環境問題の学習のための国際交流)である。
    前回の庭野平和財団の活動助成(インドネシアの若者の環境意識と植林技術の向上をめざす森林教育ワークショップ)を受けているASIA Environmental Allianceによる活動成果により、本財団の発足へと至っている。この活動協力に中心的に携わった、現地の高校教師のグループが構成メンバーとなっている。
    助成金による共同活動によって実現された植林と環境教育の活動は、さらに、樹木への水やりを含めた継続的な環境保全と、生徒への環境教育を継続的に行う必要性の高さが求められているためである。この高校教師のグループによって受け継がれることで、継続的な活動持続力が生まれることになった。